レポートの書き方

NOKINOKI

目的


本塾理工学部2年生は通年、毎週、実験を行う。一部の学科では実験が半年で終了するなどという道聴塗説もあるが、これは全くの事実無根である。然して、我ら理工学部二年生にとって、実験レポートを書くという行為はもはや生活の一部である。偶の実験休みなどにいたっては、当たり前にあるものがなくってしまうのだから、体調を崩してしまうものも多いに違いない。もはや実験とそのレポートは呼吸と同義である。読者方々は、これから二年生になる方、絶賛理工学部二年生中の方はもちろんあるだろうし、私の記事を見、二年生の日々に懐古の情を抱く先輩方もいらっしゃるだろう。そんな方々に私のレポートの書き方を知ってもらいたく思い、この記事を書くことにする。それでは、わたしのレポートとともにある一週間を以下に示す。

方法


※私の学科の実験は火曜日の午後である。また、実験レポート提出締め切りは火曜日13:00 であるものとする。

火曜日

家に帰った。この日の朝まで13:00に提出したレポートを書いていたため、家についても何もやる気が起きず、気が付くと寝ていた。

水曜日

朝、7:00に起床した。前日、眠りについた時間が何時か思い出せないことに危機感を覚え、今週は計画的にレポートを書こうと決意した。家に帰り、実験書を手に取って意気込むも、明日提出の課題が終わっていないことに気が付いた。課題をした。レポートは書かなかった。

木曜日

昨晩やった課題は1限に提出であった。しかし、課題を遅くまでやったせいで、1限を絶起した。こんなことならレポートを書いておくんだったと後悔した。家に帰り、今晩こそレポートを書こうと決意した。この晩、なぜかtexshopではなくblenderを開いた———–

金曜日

アルバイトをした。

土曜日

13:00に起床した。何度も時計をさかさまから見ているのではないかと疑った。何度ひっくり返しても、時計の針は13:00を指していた。私は無心でパソコンの前に座った。

日曜日

昨日頑張ったこともあり、あとは結果と考察をまとめるだけになった。この時、心に謎の余裕が生まれ、まったく別のことをする。この日のレポートの進捗はゼロであった。

月曜日~火曜日

ひたすら焦った。講義が終わり、バイトをして帰ると21時半。ごはん、風呂、洗い物などして、時計を見ると23:00であった。

 

ひいひい言いながらレポートを作成し、26:00、実験結果を何とかまとめあげた。ここから考察に入ろうと、実は木曜日の講義終了後に図書館で借りていた参考文献になりそうな文献を読んでみるが、まったく選ぶ本が外れていたことが判明した。これ、やばくないか・・・と思いながら必死にネットで論文を検索した。何とか見つけた論文を流し読みするも、全く理解できず、涙目になった。

ふと耳を澄ますとカラスの鳴き声が聞こえた。おそるおそるカーテンを開けると、そこは夜とは思えない明るさであった。当たり前だ、朝である。やってしまったーと思いつつ、半分しかかけていない考察が映ったディスプレイを横目に、そして朝日を背に、コーヒーを一杯やった。何も終わっていないのに謎の達成感があった。

ここからラストスパートをかけた。考察がつらくなるほどひどい実験結果を出してしまった先週火曜日の自分に悪態をつきながら、その後も筆を走らせ、紆余曲折を経て、最後まで考察を書ききり、提出日の7:00、レポートが完成した。

結果

再レポを回避した。

考察

朝日を背に受けて飲むコーヒーはうまい。上記の方法でレポートを作成すると、その後N週間、この方法をループしてしまうと考えられる。

 

注意

このレポートはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。

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