楽器を始めよう

この記事は、KCS AdventCalendar2019 9日目の記事です。

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こんにちは。(最近Rinjuくんの専属ギターリストになった)kcsAI班のbesshyです。AI班に所属している訳なんですが、全く関係のない音楽系の記事を書きます。(技術系の記事を期待していた人がいたらごめんなさい)

 

この記事を書くことになった経緯

弊サークルでは◯anG ◯reamガ◯パが流行っていて、音ゲーのSlackチャンネルがあったり(先日ワークスペース化しましたね)、オタクたちが楽器を購入してスタジオに行ったりしました。(クラス#roselia)一応高校時代に実際にバンドを組んで活動をしていたこともあって、軽音系の楽器については一通り触ったことがあるので、楽器を最近始めた人、始めたいと思っている人に向けて記事を書きます。(ちなみに高校時代は「The Blanc Donuts」という名前のバンドを組んで高校の文化祭に出たりしていました。)

 

音楽理論、コード進行等を知らなくても曲を弾くことに関してはさほど問題ではない

作曲をする場合は別として、特に音楽理論を知らなくても楽器を始めることができます。キーボードをのぞいてドレミが読めなくても市販のバンドストアは読めるようになっています。なので「でも音楽って理論が難しくて敷居が高そう」と思っている人は安心してください。一曲800円楽譜を手に入れられる財力を持っていれば誰でも好きな曲を奏でることができます。(自分もドレミの対応表がないとろくに楽譜が読めません笑。)何かの曲をコピーする程度の段階では演奏者にとっては音楽理論はあってもなくても特に変わりはないです。(あくまで自論です。当の本人は今音楽理論をやりたくて仕方がないわけなんですが……)

 

KCSでDTMをやっている人たちへ

KCSで作曲活動をやっている人はソフトを使って楽譜を作って作曲活動を行っていると思いますが、もし時間があったら楽器を初めて見るのもいいと思います。はっきり言って楽器をやっているのとやっていないのでは見える世界が違います。KCSでは学校の勉強とインターンを行って実務を経験している人は多いですが、学校の勉強と実務経験の間にはある程度の乖離があると感じている人も多いと思います。 個人的な感覚としてはこれが近くて、音楽理論を勉強して作曲しているだけでは、実際にバンド等で演奏する曲のニュアンスを掴み切ることは難しいのではないかと思います。(例えばギターに特有の技によるニュアンスの付け方、特有のベースライン等)実際、ギターの打ち込みはとても困難で、泣く泣くギターが入ってない曲を作曲することになったという話も聞いています。作曲できるという能力は、バンド界隈ではかなり貴重な人材でもあるので、ぜひ始めてみるといいと思います。(個人の感想です)

 

注意

自分は音楽をトップダウンでやっている人間なので音楽理論に関しては全くの初心者です。理論的なことも多少話しますが間違いがあるかもしれないので話半分で読んでください。(ボトムアップで理論をしっかりと勉強している音楽班の皆さん、ごめんなさい)

 

予算について

bookoffで2万円以下で揃えたという事例もありましたが、楽器店とかに行くと楽器店の人がスタートセットをおすすめしてくるので、特にこれが欲しいという意志がない状態で楽器を買いに行く場合は7万円〜10万円くらいを想定しておきましょう(ちょっと高いですが)

 

Vocal

「マイクだって楽器だ」と指摘されてしまうと困るので一応書いておきます。自分は歌が下手なので何も言えませんが、最近はボイトレをしてくれるミュージックスクールが多く、誰でもある程度はうまくなれるみたいです。費用的にも必要なタイミングでマイクを買えばいいと思うのでバンドの中では一番初期費用が少ないと思います。またギター、ベースの人はギターボーカル、ベースボーカル等があったり、ボーカルが2人いない場合はハモりを頼まれたりするのでボーカル以外のパートも軽く練習しておいたほうがいいかもしれません。

カラオケでの歌のうまさと実際の歌唱力は全くの別物という考え方が一般的です。(実際の歌は人が聞くのに対してカラオケは機械が採点するのでそれはそう。)本物の歌唱力を手に入れたい人はカラオケではなくミュージックスクールに行きましょう。知人曰くまずは発声練習から始まるそうです。また自分の声の特徴を理解したり表現力を向上させたり、日々の腹筋等の筋トレ、呼吸法が大事だそうです。またこのパートのみ体の一部から音を発声することもあり、喉のケアや体調管理はめっちゃ気を使っていました。

 

Guiter(エレキ)

必要なもの

ギター、アンプ、シールド、ピック、チューナー、(エフェクター)

ギターと言えば、「コード弾き」というイメージが大半だと思いますが実際最初に身に着けるものは「パワーコード」というものです。パワーコードは、あるコードを弾くときにそのコードのルートの音(基準となる音)と5度の音を押さえる奏法のことです。音楽理論に深く踏み込めませんが、5度の音はルートの音からギターのボディ側に2フレット分ずらしたものになります。

iOS の画像 (2)

ざっくり言ってしまえば、一般的に言われているコードは たくさんの指を抑えるようになっていますが、実際は大事な音を2〜3音しか使っていません。なので自分はコードが読めません。(C,Eくらいはわかりますが。)高校の音楽の授業でギターをやったことがある人は「Fコードを押さえるのが難しい」という印象があると思いますが、そもそも実際のエレキギターではそもそもFコード全部を押さえるということがあまりないので特に問題になりません。あまりよくはないかもしれません(というか良くない)がコードの知識がなくてもギターを弾くことができます。

iOS の画像 (3)iOS の画像 (4)

逆に問題になるのは鳴らしてない弦をミュート(消音)することです。エレキギターはある弦を鳴らすとその振動によって押さえていない弦がなってしまうという現象が起こります。これを防ぐために弦を押さえている方の指を使ってうまくミュートしてあげないといけません。ギターを始めた人が部内で地味に多いので言っておくと、これが最初の挫折ポイントと言ってもいいと思います。パワーコードの場合は以下の図のようにして鳴らしていない弦をミュートしましょう。

iOS の画像 (5)

ちなみにこのパワーコードやFコードといったコードを指で素早く抑えられるようになるのに本当に時間がかかると思います。自分のギターの先生は「1年くらい通っている生徒さんになってこないと綺麗にポジションチェンジしてコードが弾けていない」といっていました。(もちろん大切なのは練習量なので練習の質と時間を担保すれば1ヵ月ですごくうまくなる人もいます。)ピアノとかは「猫が踏んでも綺麗な音が出る」とよくいって音を出すこと自体は簡単な楽器です(よく小さい頃にピアノをやっている人が多いのはそういう理由なのかもしれません。)が、ギターは逆で決められた音を出すことがとても難しい楽器です。それに加えて上手い人は結構涼しげな顔でギターを弾いているので、「自分にも以外できるのでは?」と思ってギターを買ったのは良いものの、いざ手にとってみれば「なんだこれ。音出ないやん。だる。めんどくさくなってきたw。」となってギターをやめてしまうケースが多いみたいです。初めて最初の頃はギターがつまらなくなることもあると思いますが、まずは継続することを第一目標にしましょう。(そのためにレッスンに通うのがいいと思うのですが….)

またギターにはとても多くの技が存在しています。代表的なものだけ名前をあげても以下のようにとても多いです。

パワーコード、オクターブ奏法、ブリッジミュート、ハンマリング、プリング、カッティング、ピッキングハーモニクス、アルペジオ、スウィープ、タッピング、ピックスクラッチ、トリル、チョーキング、ビブラート ……..

実際のエレキギターの演奏ではこれらの技を組み合わせて曲を弾きます。バカ真面目に「このコードはCで次はGで….」みたいなことはしていません。(アドリブを行うときはそういうコード進行や音楽理論が必要になりますが)

またこれらの技も楽譜で少し特殊な記載方法をしているので、作曲をしている人からこれらの記号について質問されることはよくあります。これらの技はフレーズのニュアンスを決め、奏法に関しては曲全体のニュアンスを決めたりするので、余裕があればギターをやらない人も覚えるのが良いと思います。

 

エフェクター(おまけ)

しばらくギターをやっているとエフェクターと音作りという沼が登場します。スタジオや実際のライブに出る場合、直アンだと心もとなくなる(というかつまらなく)なります。なんとなく使ってみたいとか、エフェクターボードの構成が決まってない人はマルチエフェクターとかがおすすめです。デイストーションをかけて歪んだ(ひずんだ)音がでるととても幸せな気分になれますが、普段の練習から使っているとギターがうまくなったと錯覚してしまうので、普段は直アンで運指等の基礎練に勤しみましょう

 

おすすめ基礎練習

基礎的な練習として「運指」の練習があります。はっきり言ってつまらないと思いますが、本当にうまくなりたい人はこの練習を毎日やりましょう。youtubeでみれる練習としては以下のようなものがあると思います。また教則本を買ってみるのも悪くないと思います。

 

 

また右手強化の練習も大事なので運指の練習とセットで行いましょう。

 

おすすめの曲

もちろん曲も弾いてみたいですよね。個人的におすすめな曲はこんな感じです。

『弱虫モンブラン』

THE 初心者曲です。4つのパワーコードしか出てきません。(ちなみに僕はこれからはじめました。)これはギター以外のパートもめっちゃ簡単な神曲なので、初心者バンドさんにも本当におすすめです。

 

これよりも難易度は結構高くなりますが(部内で今流行りの)roseliaの「Brack Shout」も簡単なほうだとは思います。

ちなみにアニソンギター最高難度には「God knows」や「Lost my music」があります。(後者に関しては一生弾ける気がしません)

(ちなみにこれらの原曲音源は著作者(レコード会社等)から現時点で使用許諾を受けてyoutube上で投稿されているものであるため違法ではありません(後述))

Bass

必要なもの

ベース、アンプ、シールド、(ピック)、チューナー、(エフェクター)

ベースには大きく分けて指弾きとピック弾きがあります。ピック弾きでとても有名なベーシストもいますが、指ならではの独特な響きやスラップ等のベース特有の技に指弾きが適している等の理由からほとんどのプレイヤーは指弾き(大体全体の8〜9割)です。ギターから転向した人はピック弾きをすることが多いですがベースしかやらないのであれば指弾きを選んだ方が無難でしょう。またよくネットで「ギターをやっている人はベースはできるのか」、「逆はあるのか」という議論が巻き起こっていますが、はっきりいうと「ギターがある程度できて入ればベースも弾けてしまいます」。しかしギターを弾く人のベースは特に意識をしていなければどこまで行っても「ギターリストのベース」です。(自分も実際に指摘されたことがあるので。)ベーシストらしいベースプレイを目指すのであればベースを実際に手に持ってある程度の期間の修練をすることが必要だと思います。また、ベースは一音一音の重みがギターと全然違います。ベースはドラムと合わせてリズム隊と呼ばれていてバントのいわば核のようなパートなので音の正確さやリズム感を意識して練習することが大事だと思います。(最近とある研究でバンドの中で一番重要なパートがベースであると証明されたそうです。また生音が一番かっこいいのはベースということも言われています。)メトロノームを用意して拍の頭を意識しながら練習しましょう。

 

おすすめ基礎練習

ベースもギター同様「運指」の練習が基本です。特にベースはコード弾きが存在しない代わりにベースラインによっては単音弾きで指板上を忙しく移動することが多いので特にこの練習は重要です。

 

スラップ奏法が気になるという人はこれも参考になると思います。(自分はスラップできないので偉そうなこと言えませんが…..)

 

おすすめ曲

「stand by me」は誰もが知る名曲+ベースが中心で簡単な曲なのでおすすめです。また米津玄師さんの「Lemon」もとても簡単なのでおすすめです。

ベースの高難度曲で有名なのはやはり「脳漿炸裂ガール」ではないでしょうか。(よくyoutubeでもネタにされて変態ベーシストたちがこれを弾き続ける耐久配信をしていますし。)個人的には「残念系隣人部星二つ半(はがない)」もスラップ多めでおしゃれなので好きです。(ドラムもリズムがとてもおしゃれです。THE リズム隊といったアニソンは意外と珍しいですよね)

 

 

 

Drum

必要なもの スティック、(練習パット)

家などにスペースがある人は電子ドラムセットを買うことがおすすめですがなかなかそういう環境を手に入れるのは難しいと思うのでまずはスティックと練習パットを買いましょう。どちらも5000円以内で買うことができます。また今はどこのスタジオでも個人練習ができて本物のドラムセットで練習することができるので少しお金がかかりますが行ってみるといいと思います。初めてスタジオを使う場合でもスタジオの人が親身に対応してくれて嬉しいです。

ドラムはレッスンに通ってたりすると基本的に8ビートから始める場合がやはり多いようです。(元も子もないような話ですが4ビートと8ビートができるとその曲の簡単バージョンと称してなんとなくいろんな曲を叩いてしまえるからという理由だからだそうです。)余談ですが、上手い人の話を聞いているとステイックの持ち方で一般的に正しいと言われている持ち方はあるものの、結構彼らも最初は持ち方が適当で、速い曲や難しい曲に取り組んでいるうちに正しい持ち方に近くなっていった、手が痛くなったので痛くない+早く叩ける持ち方を模索した結果今のものになったという話が多くて驚きました。(もちろん正しい持ち方を知っていた方がいいに越したことはありませんが。)

おすすめ基礎練習

ドラムにも色々な叩き方があります。

4,8,16ビート、シングル、ダブルストローク、各種フィルイン、ハイハットオープン、パラディドル、レガート、ゴーストノート、タム回し、アップダウン奏法…..

中でも一番基本的な練習は「チェンジアップ」です。(自分はドラム専門ではないですが流石にこれは毎日やっています。)

このシリーズはPart05くらいまであるので練習パットを使った毎日の基礎練となりそうなのはこんなところでしょうか。(他にもいいものがあれば教えてください)

他にもikewakidrumさんのレッスン動画もとても親切で素晴らしいのでおすすめです。よくお世話になっています。

https://www.youtube.com/channel/UCn3nsE-vIDHhfwHjS-gUhfg

 

おすすめの曲

簡単な8ビートの練習ができる曲は奥田民生さんの「野ばら」です。レッスン動画もあるのでおすすめです

 

 

高難度ドラム曲(アニソン)は、roseliaのfire birdや「GATEⅡ〜世界を超えて〜」でしょうか。

KeyBoard

これに関しては本当に初心者なので、ピアノが上手い人に聞いてください。(高校時代クラスの3分の1は経験者だったので、世間一般的にそのような分布をしていると勝手に思っています。)この前部室にあるキーボードを触ってとても楽しくてやってみたいなと思ったりしたのでキーボード、ピアノがお上手な方はぜひ教えてください。

 

素人目線でですがアニソンだと「this game」や「Ringing Bloom」とかを弾けたら格好良さそうですよね。

 

(なおこの動画に関して、原曲音源が使われていますが、この動画はレコード会社からの音源使用許諾を現時点で得ているものであるため後述するJASRACの規約に基づきリンクとして載せても問題はないと判断した上で掲載しました)

 

TAB譜について

ギターとベース専用の楽譜のことをTAB譜と言います。皆さんに馴染みのある楽譜は、五線譜と呼ばれる楽譜だと思いますがこのTAB譜は、ギターやベースの指板を図にしたような楽譜で、数字がフレット数、横線が弦に対応しています。なので少し見方に慣れれば五線譜よりも簡単に楽譜を読むことができます。

iOS の画像 (7)iOS の画像 (6)

 

しかし注意しなければならないことに、市販で売られているバンドスコアに収録されているTAB譜は「間違いではない間違い」が多く存在しています。こういうTAB譜は耳コピできる人がDTMで使うようなソフトを使って楽譜を打ち込んでいますが、大抵の人は楽器をやっていないためおかしな音配置をしてしまっている場合がとても多いです。ギターやベースの指版上では同じ音が複数箇所で鳴らせる構造をしているため、実際には指で移動することが物理的に不可能に近い位置の音が楽譜上で指定されていることがほとんどです(どの曲でも一箇所はそういう箇所があるイメージ)。これによって主に初心者が「こんなの弾けないよ」挫折してしまうケースが多いです(市販のバンドストアはクソ)。このことを頭にできるだけとどめておいて、実際に楽器を弾く人は「TAB譜を信じすぎないで押さえやすいポジションを探す」、楽譜を作る人は実際に楽器に触れたことがなくても、「あまり物理的に不可能に思われそうなものを書かない」ことを意識すべきです。

 

個人的な意見

部内で楽器を始めた人でミュージックスクールに行ってレッスンを受け始めたという人の話を聞きません。みなさん独学でやっていらっしゃると思うんですが、僕は楽器をやるならちゃんとした楽器のプロにレッスンをつけてもらった方がいいと思います。ここには書ききれないほど初心者が独学するとはまってしまうポイントがいくつもあってそれが長期的な成長を阻害してしまいます。(特に各楽器の持ち方や、構え方、姿勢、弦楽器ならオルタネイトピッキングやミュートなどなど。)勉強ならただ本と紙とペンを持ってペンの握り方さえ知っていれば独学でも脳にインプットすることができますが、楽器(あとスポーツとかも)はそうは行かないと思うので、他人(しかもその道のプロ)に自分の演奏を客観的に見てもらえる環境を構築しましょう。

 

著作権について

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上記画像はJASRAC公式ホームページからの引用です。今回リンクとして貼った動画は全てこれらの要件を満たしています。もし何か間違えて著作権法に触れてしまっている可能性がある場合はこの記事の著者までご一報お願いします。

最後に

趣味として始める程度ならいつ楽器をはじめても遅すぎることはないと思うので、音楽に興味のある人は実際に楽器を手にとってはじめて見るといいと思います。(この記事が参考になれば幸いです。)

p.s.  Rinjuくん、今度レコーディングを体験しに行きましょう。

 

 

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