大学の計算機でもChainerしたい!(環境構築編)

大学の計算機でもChainerしたい!

慶應では在校生向けに,計算機サーバを開放しています.使うのは簡単で,矢上のITCに紙ペラ一枚提出するだけです(矢上ITCには昔使われていたPDP-11が置いてあるので,ついでに見てくるのも良いでしょう.紙テープですよ!!).ks1.educ.cc.keio.ac.jpにsshすればアクセスできます.
参考:http://www.st.itc.keio.ac.jp/ja/com_keisan_st.html

スペックは
CPU: Intel Xeon E5-2698 v3 (16Core 2.3GHz) x 2
メモリ: 768 GB
と,見ているだけでワクワクしてきますね.コンパイラはIntel C++ Compilerが使えるみたいです.

折角計算資源があるのだから,最近流行りのニューラルネットワークでも試してみましょう.Chainerというpython製フレームワークは,次の一行でインストールすることができます.

pip install chainer

実行してみましょう.


[ua095595@ks1 ~]$ pip install chainer
pip: command not found

ふーむ


[ua095595@ks1 ~]$ python --version
Python 2.6.6

( ^ω^)・・・
2010年リリースのセキュリティフィックスも出てるバージョンですね・・・

悲しみに満ち溢れたのでホームディレクトリにpython環境を構築しましょう.ただし,以下の手順は計算機サーバではなくログインサーバで行います.なぜならば,計算機サーバにはgitも入ってないからです.

pyenvのインストール

初めに,pyenvをインストールします.pyenvは,pythonのバージョンを管理するためのツールです.
https://github.com/yyuu/pyenv#installationの通りにgit cloneして.bash_profileを編集しましょう.その後,exec $SHELLの代わりに一回sshセッションを切ってもう一度つなぎます.
すると,pyenvコマンドが使用できるようになるのでpyenv install 3.6.4でpythonの最新バージョン(2016/08/12当時)が手に入ります.

pyenv-virtualenvのインストール

次に,pyenv-virtualenvをインストールします.pyenv-virtualenvを使うことで,隔離された仮想なpython環境を利用することができます.
インストール手順はhttps://github.com/yyuu/pyenv-virtualenvに従いましょう.やはり,exec $SHELLは代わりにsshセッションをもう一回張りなおしましょう.
後は

pyenv virtualenv 3.6.4 envname(envnameは好きな名前)で仮想環境を作成し,
pyenv global envname

とすればその環境に移行できます.後はpip install chainerで環境構築の完了です!

大学の計算機でもChainerしたい!(実行編)に続く

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